ハムとチーズのベーグルにベストマッチングの純米大吟醸原酒

島根のお酒、純米大吟醸の原酒をいろんな料理に合わせる！

今回は「十彩 純米大吟醸　原酒」（島根・一宮酒造／720ml税込3,850円・送料別）を家飲み用にお取り寄せしてみました。十彩と書いて“といろ”。最近、島根のお酒を飲む機会が多かったので一宮酒造さんも気になったのと、美しいすみれ色のラベルの凛としたたたずまいにひかれました。「原酒」をいろんなお料理に合わせてみたいと思います。

やさしく穏やかな美しい香りとボトルイメージがぴったり

ワイングラスに少し注いで、まずは香りをしっかり堪能してみると、やさしく穏やかで美しい香り。精米歩合40％の純米大吟醸だけれども、メロンのような熟れた果実の甘〜い香りではなく、もっと上品な、砂糖菓子とかユリのお花のような、品の良い香りがふんわりとしました。食中酒としてすごく良さそうです！　ボトルの気品あるイメージと香りが似ているので、嬉しくなりました。

ネギトロや中とろ、濃厚系の魚介とも好相性

まずは魚介とペアリング。いろんなお寿司に合わせてみました。お酒だけをじっくり味わうと、原酒だけにどっしりとしたコクと濃厚な旨味が広がります。原酒とは加水していないお酒のことで、こちらはアルコール度数17度。

ひと口味わって、「こういう女性いる！」と感じました（笑）。見た目は上品でおしとやかなのに、話してみたら意外に芯がしっかりしていて、人間味も溢れて懐深く、いろいろ語り合えるようなカッコイイ女性。「十彩」はまさにそんなイメージ。キレイだけど、しなやかな強さも持っている美しさ。

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お寿司は基本的には何でも合いましたが、淡白で繊細な味のイカや、個性的な光りものよりも、脂ののったサーモンの炙りや、金目鯛の甘みとの相性がとても美味しいと感じました。ネギトロ軍艦巻のとろりとした食感にもすごくマッチ。個人的には中とろのにぎりとのペアリングが最高に美味しかった！お酒が中トロの濃厚な旨味と見事に一体化し、脂分を流してくれるので口の中がリセットされ、また次のお寿司に箸が進みます。イクラやウニなどの濃厚系とも相性良し♪ ちなみに酒米は山田錦を使用しています。

焼き鳥なら皮、ぼんじり…、焦げめがまた旨い！

次はお肉代表として、いろんな焼き鳥に合わせてみました。「特に合う！❤️」と感じたのは、皮とぼんじり。鶏肉の中でも脂の多い部位ですが、原酒のフルボディ感がそれらを包み込み、うまくバランスが取れているような気がしました。しかもぼんじり（塩焼き）に振りかけたブラックペッパーや、焼き鳥の焦げ目とまでよく合う！逆にササミ串とかだとお酒の方が勝ってしまうような気も。レバーやハツのようなクセのある風味にもすごく合いました。美味しさ爆発！最高！お酒はどんどん減っていきます。

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びっくり！ハム＋チーズのベーグルがマイ・ベスト・ペアリング

最後に見つけた美味しいペアリングは、ハムとチーズをサンドしたベーグル！ベーグルの間にスライスチーズとハム（写真は生ハム）を挟んで、柑橘系の風味をつけるため少しだけマーマレードを塗って、ベーグルにラップをかけて、チーズがとけるくらいまで電子レンジで加熱します（約20秒）。それを小さくカットして、ピンチョスのように料理してみました。

小腹が空いたので、たまたま作った一品だったのですが、これがお酒と味わうと思わず笑いが込み上げてくる、想像以上の美味しさ！　ベーグルを４等分にカットする必要はなかった！なぜなら一気にベーグル１個分がなくなったから（笑）。そしてお酒も一気に飲み干してしまった！もっと飲みたかった〜！足りない〜！

島根県の日本酒というと、昔ながらの熟練の杜氏がいて、伝統的な手法で酒造りしているイメージがあります。一宮酒造は創業明治29年、世界遺産である石見銀山遺跡のある島根県大田市の酒蔵。「十彩」には三瓶山地の湧き水使用とも書いてあります。どう見てもハイカラなお酒ではなく、純和風のイメージ。

でも個人的に最後に行き着いたマイ・ベスト・ペアリングが、洋風メニューだったので自分でもびっくり。もしかしたらビザやパスタなどにも普通に合うのでは？と思ったけれど、もうお酒はなくなっていました。また購入して、今度は最初から洋風メニューと合わせてみよう♪

今日も美味しかった！バンザ〜イ！乾杯！